かごめかごめ

「かごめかごめ」の歌詞がコワい意味だ、というはなしは
前々から聞いていたものの、いまいち「どこがどうコワいか」は
わからないままにしてた。

ふと気になったので、ちょっと考えてみることにする。

 かごめかごめ の歌詞。
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 かごめかごめ
 かごのなかのとりは
 いついつでやる

 夜明けの晩に
 つるとかめがすべった
 後ろの正面だあれ
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ネットで見ると諸説あり、
何故か「めでたい歌だ」という
裏をかきすぎてへんちくりんな牽強付会説も出てきたけど、
やっぱり、これは何であっても「めでたくはない」だろうなと思う。
縁起のよい生き物の象徴である鶴と亀がすべった、なんて歌詞をつくる心理に
「おめでたい意味を隠す」なんてものがあるはずはない、たぶん。

まずこの歌詞をながめて思うのは
「意味がよくわからない」こと。
そこから読みとれるのは、
「ダイレクトな言い方で表現できない何かをかかえており、
それを言いたいが、言うことを何らかの理由で許されず、
暗号的に記録した」ということではないか。
……ま、個人的な印象なので、これが正解だ、なんてことは思わないのだけど。

そして、もうひとつは
「童謡のスタイルをとっている」ということ。
理由のないことではないだろう。
この歌詞を、童謡にのせた意図は、
「真逆なものなので、あどけないものの中に隠したい」
「子どもに覚えさせて、残したい、または大人に伝えたい」
そんなことだろうと、想像する。


で、「言いたいけど言えない」ことについて考えてみる。
人がダイレクトではない、遠まわしな言い方をするとき、
そこには必ず「気付いてほしい」という意思が介在する。

その意思の中で一番大部分を占めるものは「たすけて」だ。
次にあるのは「うらんでいます」あたりか。

この歌には「つるとかめがすべった」という
非常に縁起の悪い、悪意すらある表現がある。
だからたぶん、「うらんでいます」が強いだろうと想像する。

そしてさらに、「夜明けの晩」「後ろの正面」という
「あり得ないさかさま表現」が並べられている。
これはたぶん「額面通りに読まないでくれ」というメッセージだ。

また、

 かごめかごめ
 かごのなかのとりは
 いついつでやる

という前半と、

 夜明けの晩に
 つるとかめがすべった
 後ろの正面だあれ

という後半は、情報の種類が違う。

後半はたぶん、「読み方」だ。
そして前半は「本文」。

後半に込められたヒントから、
前半の文意を読む。

……さて、どうなるか。

というところまで考えて、続きはまた今度。





emix | うた・音楽 | 11:54 | comments(0) | - | - | - |

なだめうた。

今日のおしごと「バックグラウンドうた」は、ブルーハーツ。
甘やかさず、つきはなさず、
それぞれがんばろうぜ、お前もがんばれよと
同じ目の高さでうたわれる、うたたち。

このまま汗をかいて生きよう。うん。
世界がゆがんでいるのは僕のしわざかもしれない。うん。
聖者になんてなれないよ、だけど生きているほうがいい。うん。

ああ、今日も日が暮れてゆきます。
emix | うた・音楽 | 17:07 | comments(0) | - | - | - |

DEAR, うた。

ブルーハーツを聞きながら、深夜作業中。

聞いているのは

・チェインギャング
・リンダリンダ
・トレイントレイン
・人にやさしく
……ほか、いくつか。


私にとって「うた」は、癒しじゃなくて
宥め、かもしれないなあと思った。

みとめられない状況を包括する世界で感じる
もどかしさを抱えているとき、
わかっているひとの「わかっている」という肯定を聞きたくて。

「わかっているひと」の存在感で
わたしのなかの荒んだこころが宥められて、
わるいことばや態度をアウトプットしてしまいそうな
じぶんを、おさめられる。

アプローチはちょっと違うけれど、
「王様の耳は、ロバの耳!」みたいなもので。

もしくは、
「愚痴を聞いてもらって消化する」ということにも
似ている気がする。

勝手にありがとう、親愛なる歌い手のみなさま。
emix | うた・音楽 | 04:58 | comments(0) | - | - | - |

「死んだ男の残したものは」。

このうたを覚えたくて車の中でうたいながら、
歌詞の意味を、あらためて考えていた。

このうたは、ベトナム戦争への反戦歌として
つくられたと聞いた。

歌詞は、どこかで探したらすぐ見つかると思うのだけれど、
まとめてしまうと、つながる命たちが戦争によって
何もかも失って次々死んでしまう、というもの。

うたは7番まであって、
後半はすこし変則的になるけれど、
基本的に、こんな構造だ。

 死んだ○○が残したものは □□と△△
 他にはなにも残さなかった ▽▽ひとつ残さなかった……

ここの中にうたわれる、
「残したもの」と「残さなかったもの」。

「残したもの」は、かろうじてギリギリの中で残されたもの。
「残さなかったもの」は、一般的には残っているようなもの、
それさえも残されなかったという強調だ。

「残さなかったもの」が、不意に、
想像以上に強い表現なのではないかと気がついた。


1番には、「死んだ男は、墓石ひとつ残さなかった」とある。
2番には、「死んだ女は、着物いちまい残さなかった」。
3番は、「死んだ子どもは、思い出一つ残さなかった」。

働き手を兵隊にとられた庶民たちは、
ほんとうにものがなくて、みんな貧しかっただろう。
夫を亡くしては妻は生計を立てられず、
親を失っては子どもは生きていけない。
そういうところからの「一家の家長が墓石も残せない」
「美しく装いたいはずの女が着物も残せない」
「多感で遊びざかりの子どもが親もなくして思い出がない」
……そういうイメージをしていた。

でも、ベトナム戦争だ。
地雷、ナパーム弾、虐殺、強姦、枯れ葉剤……
ここの、悲惨なはなしを、私は知っているはずだ。
そう思って具体的なイメージを重ねたとき、
これらの「残さなかったもの」は、
痛ましい、なまなましい想像になった。

男は、墓石におさまるべき体さえなくなってしまっていたのではないか。
女は、死んだときに着物さえ着ていなかったのではないか。
子どもは……
子どもは、「残したもの」として「ねじれた足」が歌われている。
……枯れ葉剤。
この薬に体も、そして頭もこわされてしまった子は、
思い出を残すすべもなく、死んだのではないか。


作詞をされた谷川俊太郎さんに聞いたわけではないので
この憶測が、そのまま歌詞の意味ではないかもしれないけれど。

でも、勘違いだとしても、
私はこの憶測をあっためておきたい。
こんなかなしい歌を残さざるを得ないような「戦争」は
どうあっても、絶対に二度と、しちゃいけないのだ。
emix | うた・音楽 | 19:02 | comments(0) | - | - | - |

すきなうた。

すきなうた。
ひさしぶりに思い出して、聴いてる。

♪かみさまを信じる強さを僕に……

こういう歌詞がでてくるひとは、すきだなあ。
(そして、若いなあ、小沢くん……)

http://www.youtube.com/watch?v=rXyELkXgx04
emix | うた・音楽 | 21:03 | comments(1) | - | - | - |

にぎやかレクイエム

とある人の、コンサートの冒頭。
演出は、ある意味レクイエムだった。
でも、選曲は手拍子が似合う、
人を楽しく誘う、にぎやかな歌だった。

自分の中の「定番の経験」が
ほんの一瞬だけ、違和感をよぎらせたけど、
すぐに、そんなこと関係なくなって
歌に引き込まれていった。

そういえば、かつて経験した
笑顔のこぼれる身内のお葬式も
とてもいい思い出になっている。

かなしみと希望は、たぶん、
一緒に存在できるものなのだ。

それに。

「笑っていてほしい」と願う
誰かの意志を感じることのできる琴線も、
鈍らせてはいけないよなあ、と思う。

一見、不躾で非礼なことに見えることだからこそ、
なおさら、見えにくくなっているんだろうなあ。
emix | うた・音楽 | 15:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

うた・音楽について

好きな歌や、好きな音楽のことを。
多分、中島みゆきさんの話が半分を占めるだろう、と思いますが。
emix | うた・音楽 | 19:02 | - | - | - | - |
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