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山本文緒さんの短編集に見る、「悪人正機」の構造。

(タイトルがなんだか大仰になりました)

個人的な感想ではあるのだけど、
女のひとの書く、女性が主人公の本は
私にはにがてなことがおおくて、
あまり好んで読まないのだけれど、
そんな中で苦手感を感じない作家さんが数人いて、
そのうちのおひとかたが、山本文緒さん。

女性独特の、ネガティブとも思える
性(さが)のぶぶんを、生々しくえぐりだしながら、
それが、後味のわるくない、いい着地をしていく。

このかたの短編集の中には、
理不尽な思いを抱えたり、無神経なことをする女のひとたちが何人も出てくるのだけれど、
(自分にも重なるところがある……)
それでも、ものがたりの最後には、ちゃんと「救い」がある。

その構造に、ほっとしたり、はっとしたりしながら気付いたのだけど、
これはつまり、あれじゃないか。「悪人正機」。

勧善懲悪と、対極にあるもの。


悪人を懲らしめない、
因果応報の輪から抜け出す救い。


目かどこかから、ウロコ的ななにかが
ぽろぽろと落ちた感覚です。
「女性観」をもう少し、私は追求して知るべきだな、と思いました。


(そういえば、「教祖」に女性が少ないのは、なんでだろう?)


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(いくつか読んでの感想ですが、そのうちの一冊をご紹介)
emix | | 19:09 | comments(0) | - | - | - |
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