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怒りと、説明のつかない感情。

(アップし忘れ。20110818アップ)


番組のタイトルを忘れてしまったのだけど、
戦争の話で、とある兵士が実情を告発したという。

(あとで調べたら、「イラク米軍脱走兵、真実の告発」かも?)

民間人が、多数死んでいること。
いや、それは、「死んでいる」ではない。
あえて「狙われて殺されている」こと。

「人を殺すのが楽しい」
そんな反吐の出るような人間が
「大国の兵士」という立場を得、
「人を殺すのに長けた武器」を手にした結果、
逃げまどう相手国の民間人を、マトにして撃ち殺す。
「誤射だ」「スパイだ」と大義名分をつけて。

(立場と武器を手にした「結果」、ではないかもしれないけれど。
「銃はパワーがある。人の原始的な記憶を呼び覚ます」と
 聞いたことがある。想像は少し、つく)

この番組では、忘れられない映像がふたつあった。
私はたぶん、一生覚えているだろう。
思い出すと、動きがとれなくなってしまう。
怒り。そして、説明のつかない感情。
……この感情に名前をつけることができたとき、
わたしは、たぶん、何らかの先に進めるだろうという予感。


ひとつめ。
逃げまどう、武器も持たない人を狙って
銃口で追い回して撃つ様子を、
BGMをつけながら動画に編集したもの。
最後、人影は倒れる。同時に重なる歓声。
撮影および編集は、兵士たち。

……彼らにとっては、射的ゲームにすぎないのだ。


ふたつめ。
単車に二人乗りで走ってくる人を
兵士たちが待ち伏せて撃つ。
地面に倒れ、あかぐろい血を流し
動かなくなったそのふたりを笑ってながめ、
近寄ってデジカメで撮影をする彼ら。

あたかも、ハンティングの獲物の記録をするように。


テレビを通して、報道を通して、
私は、これらの映像を、見た。


意味づけとか、重要性とか、
国名とか、人種名とか、
そんなことは
今は、わずらわしいこととして
脇に置いておきたい。
とにかく。


「人間」は、こういう姿も
持つということを、

私は、見た。

私は、忘れない。

ふだんは忘れっぽいけど、
こんなこと、忘れられるわけがない。


誰かが忘れても、
私が覚えている。
emix | 戦争と人災 | 15:05 | comments(0) | - | - | - |
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